不安な点がある場合はお気軽にご相談ください。
よくなったり、悪くなったりをくり返しながら長期間続く皮膚炎で、症状は痒みのある湿疹が中心です。
原因には体質的なものと環境的なものとが絡んでいると考えられています。
アトピー性皮膚炎は、治しきることが非常に難しい疾患でして、原因も人によってさまざまです。
当院では、医師とじっくり対話していただくことにより、患者さま一人ひとりに適切な治療法を見つけ出します。
夏場、皮膚科の外来患者さまの三割以上が水虫とのデータがあります。
非常に一般的な皮膚の病気ですが「治りづらい」という意見が大半を占めています。
外用剤の選択や、外用方法を変えるだけでも、見違えるほど良くなります。
また、以前は治療法が無かった爪水虫も、内服薬を用いることにより治療効果が格段に上がりました。
まずは、顕微鏡で水虫の原因となる糸状菌を発見することから、治療は始まります。
● 尋常性乾癬
鱗屑(りんせつ)を伴った大小さまざまな赤い斑点が全身にできる疾患です。
ひざやひじ、頭髪の生え際、腰などに発症することが多く、また爪が侵され、かゆみを伴うこともあります。
内服や外用の一般的な治療に加え、治療効果の高いナローバンドUVB治療を行っております。
● 尋常性白斑
皮膚の色素が完全に消失してしまいます。症状は全身に見られる疾患です。
なかなか効果的な治療がありませんが、当院では、ナローバンドUVB治療と外用療法を行っております。
“ ベトベト汗 ”を“ サラサラ汗 ”に変えるには?
春から始めたい汗腺トレーニング
なぜ春から汗対策?
汗ばむ季節になると嫌な臭いになっていないか心配になります。嫌な臭いの(体臭)の正体は『皮膚ガス』です。皮膚ガスには大きく分けて3つあり、血液中の成分が揮発したもの、汗腺・皮脂腺由来のもの、そして、皮膚表面で発生するものがあります。
人は汗をかくことで体温を調整しています。汗は汗腺で作られますが、水分だけでなくミネラル、ぶどう糖、アミノ酸、乳酸や尿酸などの微成分が含まれます。汗はかいた直後には臭わないものですが、微量成分が皮膚の常在菌の働きによって分解されると、体臭のもとになる『皮膚ガス』が発生するのです。ベトベト汗を防ぎ、これからの季節を爽やかに過ごすためにも、正しくケアしていきましょう。
サラサラ汗にするために効果的なのは、運動などで汗をかく習慣をつけることです。
ウォーキングの際も早歩きとゆっくり歩きを交互に繰り返す『インターバル足歩』などを取り入れて、汗腺をより働かせるようにしましょう。
入浴で汗をかくのもおすすめです。約41℃のお湯に15分程、軽く汗ばむまでゆっくり浸かりましょう。
(皮膚科看護師)
唇の乾燥にも注意。
ほうれい線やフェイスラインのたるみといった年齢サインに目がいき、唇へのケアが怠っていませんか?
唇は潤いを守ってくれる角層も薄く、皮脂の分泌もほぼないので乾燥しやすいパーツ。
肌と同じように唇の乾燥を放置すれば、唇のくすみや縦ジワを招きます。
ガサガサ唇は専用セラムでケア
唇の色も悪く、さらに質感もカサカサでは、目元や肌質のエイジングケアを頑張ったとしても、疲れたように見え、全体的に老けた印象になってしまいますよね。
そこで唇のファーストエイジングケアとして、唇の保湿ケアを行ってあげましょう。
口周りのツボ
口の周りには、ほうれい線の予防が期待できる「迎香」と「地倉」のツボがあります。
セラムを塗るときなどに、2つのツボに刺激するイメージでプッシュしてあげると、さらにエイジングケアができますよ。
ほうれい線は呼吸の仕方とトレーニングで予防する
口元の年齢サインが目立ってくると、他人からの印象が一気に老けた印象になってしまう怖いパーツ。というのも、口元は顔の下側にあり、口元の皮膚のハリや弾力が低下すれば、重力に勝てずに、どんどん下に、下に引っ張られていき、エイジングを早めてしまう可能性があるのです…。早目のファーストエイジングケアで予防していきましょう。まず、皆さまに質問です。
皆さまは、気づかないうちに“口呼吸”になっていませんか?
口呼吸は口の周りを輪状に囲んでいる“口輪筋”を衰えさせてしまいます。口輪筋は、顔全体の筋肉と連動しているのですが、いつも口呼吸で口を開けていると、口輪筋が衰えてきます。
口輪筋が衰えてしまうことで、口元のたるみに繋がります。反対に、鼻呼吸で口もとを・きゅっと締めていれば、口輪筋は衰えないので、呼吸の仕方一つでもエイジングケアができるんですよ。
図のように、皮膚は3つの部分に分けられます。
外側から順に、表皮・真皮・皮下組織と分かれています。
皮下組織には、脂肪がたくわえられています。太っている人は、この皮下脂肪が多く、やせている人は、それが少ないのです。
表皮は、たくさんの細胞が、幾重にも重なりあってできています。
表皮の細胞は、上のほうからだんだん死んで、あかやふけとなり、下のほうから新しい表皮の細胞がつくられ、それを補充していきます。
表皮のいちばん深いところに並んでいる細胞の中にはメラニンという組織があります。
私たちの皮膚の色は、このメラニンの多いか少ないかによって違います。
皮膚は紫外線をふせぐ働きがあり、日焼けするとメラニンが増えます。
(皮膚科看護師)
皮膚は、体に毒となるものや病原菌が、体の中へ入り込むのを防いでいます。
また、体の内部が、外からの刺激(熱さ、寒さ、日光にてらされることなど)を直に受けないように防いでいます。
このようにして、皮膚は体の内部の大事な器官を守っています。
そのほか、熱さ・寒さ・痛さなどを感じる役目も皮膚がしていますし触れられたり・押されたりしたときにも皮膚はそれを感じます。
体の体温を調整するのにも、皮膚は、大事なはたらきをしています。
軽視しがちな紫外線による影響。目に見えなくとも、人へもたらす影響は非常に大きくしっかりとした対策が必要です。
乾燥肌や跡に残るシミ、そばかすとなってしまう前に未然に防げるものは防ぐのがスマートです。
手 → アームカバー
皮膚は日焼け止めクリームや日傘、サングラス等を使い、自分なりに工夫してみてはいかがでしょうか。
(皮膚科看護師)